日記、空白の時期の出来事

誰でも恋愛は好きだと思う。人を想って胸が”キュン”となる瞬間がたまらないだろう。

私の日記には2004年の1月頃から6月くらいまでの記録が全然ない。
その間何をしていたのかというと、仕事やバイトで一杯一杯だった。
3月頃から夜の店の楽しさに改めて気づき、月~金まで出勤するようになった。3月末で以前の会社をやめ、4月の最初から今の会社で働くようになった。それと同時に、一人の男に注目し始めた。

「あぁ。この男を落としたい」

お前はハンターかって話だ。

彼の名は「オダ」。私よりも2歳上の独身・一人暮らしである。
何で「落としたい」って考えになったのかは分からないが、あまりに普通な男で何となく興味を持ってしまった。

その頃の私は、度重なる不倫・揉め事・店の客からの口説き で辟易していた。
オダは普通に働く、ちょい小金持ちのサラリーマン。見た目はまぁまぁ。乗ってる車も普通。
今まで私と深い仲になった事のない人種だった。

オダとみんなで遊ぶ機会が数回あり、そこで電話番号を教えてもらった。
他の用事を作り、彼に電話した。
その数日後には二人きりで遊ぶ事となった。

2回目に遊んだ時にオダの家に行き、そこで体を交わした。

その時、私はドキドキしていた。正直好きだったから。

それからゴールデンウィークを迎えた頃には、毎日のようにオダと会っていた。
彼の家に泊まりそこから出勤する日々。

私は淋しさを紛らわすため、彼と一緒にいたのだろうと思う。
でも、彼は私の男関係の話をほとんど知っている貴重な人間だ。

8月を迎えた現在はたまにしか会わないが、気まずくなるような関係ではない。





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